SERENA-6(Lancet Oncol)
遠隔転移を有するHR陽性HER2陰性乳がんと診断された女性が「アロマターゼ阻害薬(アリミデックスまたはフェマーラ)+CDK4/6阻害薬(イブランスまたはベージニオ)」治療中にESR1遺伝子変異が検出された場合、「アロマターゼ阻害薬」を「エトカマ(一般名:カミゼストラント)」に変更することで無増悪生存期間の延長が期待できる。
次の治療ラインでの病勢進行または死亡までの期間(PFS2)は、「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」を継続した人で19.1ヵ月であったのに対し、「エトカマ+CDK4/6阻害薬」に変更した人で25.7ヵ月と有意な延長が認められた。また、化学療法または抗体薬物複合体を受けずに生存できた期間は継続した人が18.7ヵ月に対し、「エトカマ」に変更した人では25.7ヵ月であり、内分泌療法をより長く継続できた。
生存期間はまだ未成熟であるが、「アロマターゼ阻害薬+CDK4/6阻害薬」を継続した人で40.2ヵ月、「エトカマ+CDK4/6阻害薬」に変更した人で41.2ヵ月であった。HR 0.87(95% CI 0.57-1.30)。
【発表】
2026年7月13日
【試験開始日】
2021年7月1日
【試験名】
SERENA-6(Phase 3)〔NCT04964934/jRCT2011210033〕
【試験参加国】
日本(千葉県がんセンター、国立がん研究センター中央病院、埼玉医科大学国際医療センター、関西医科大学附属病院、埼玉県立がんセンター、がん研有明病院、熊本大学病院、四国がんセンター、愛知県がんセンター、名古屋医療センター、新潟県立がんセンター新潟病院、大阪医療センター、大阪国際がんセンター、群馬県立がんセンター、北海道がんセンター、昭和大学病院、国立国際医療研究センター、高崎総合医療センター、筑波大学附属病院、神奈川県立がんセンター)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、韓国、ポーランド、ポルトガル、ロシア、スロバキア、スペイン、スイス、台湾、トルコ、英国
【原著】
Lancet Oncol. 2026 27; 941-958. [PubMed: 42442380]
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