【肝転移を有する大腸がん:一次治療(PFS)】「SIRT+FOLFOX」vs「FOLFOX」

SIRFLOX(JCO)                         

肝転移を有する打大腸がんと診断された人が初めての治療を考える場合、FOLFOX治療に「肝転移巣への選択的内部照射(SIRT)」の上乗せを選択しても、肝臓内無増悪生存期間の延長は期待できるが、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、肝臓内無増悪生存期間は12.6ヵ月から20.5ヵ月に有意に延長した。85.4%の人にGrade3以上の有害事象が発現した(vs. 73.4%)。

SIRTは、β線源イットリウム90を含む放射性微小球 (90Yマイクロスフィア) を肝動脈内に注入し、組織内部から直接照射を行う放射線療法。

【発表】

2016年2月22日

【試験名】

SIRFLOX(Phase 3)〔NCT00724503

【原著】

J Clin Oncol. 2016 ;34:1723-31. [PubMed: 26903575]

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