SKYSCRAPER-03(Ann Oncol)
切除不能なⅢ期非小細胞肺がんと診断され、化学放射線療法後に病勢の進行が認められなかった人が維持療法を考える場合、「チラゴルマブ+テセントリク」治療を選択しても「イミフィンジ」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間は期待しにくい。
局所進行切除不能III期 NSCLCにおける同時化学放射線療法後の地固め療法において、標準治療である「イミフィンジ」治療に対して、「チラゴルマブ+テセントリク」併用療法は無増悪生存期間の改善を示さなかった。
したがって、本併用療法を「イミフィンジ」の代替として用いる臨床的有用性や、「イミフィンジ」治療に対する追加のベネフィットはないと判断された。本試験の結果は、同ステージの非小細胞肺がんにおいて、「イミフィンジ」が依然として強固な標準治療であることを改めて支持するものである。
この試験結果を受けて、2025年10月24日、中外製薬は「チラゴルマブ」のⅢ期非小細胞肺癌に対する開発中止を発表した。
【発表】
2026年8月6日
【試験開始日】
2020年8月30日
【試験名】
SKYSCRAPER-03(Phase 3)〔NCT04513925/jRCT2080225327〕
【試験参加国】
日本(愛知県がんセンター、国立がん研究センター東病院、姫路医療センター、北里大学病院、京都大学医学部附属病院、仙台厚生病院、新潟県立がんセンター新潟病院、近畿大学病院、埼玉県立がんセンター、静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研究会有明病院、和歌山県立医科大学附属病院)、米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ギリシア、香港、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、スペイン、台湾、タイ、トルコ、英国
【原著】
Ann Oncol. 2026 Aug 6. [PubMed: 42562209]