SOLO3(JCO)
BRCA変異陽性の卵巣がんと診断され、2ライン以上のプラチナ製剤を含む化学療法後6ヵ月以降に再発した女性が次の治療を考える場合、「リムパーザ」治療を選択することで「プラチナ製剤以外の化学療法単剤治療(「パクリタキセル」、「トポテカン」、「ゲムシタビン」、「ドキシル」より主治医が選択)」を上回る奏効率と無増悪生存期間が期待できる。
主要評価項目は奏効率であったが、「化学療法」を受けた人の奏効率が51.4%であったのに対し、「リムパーザ」治療を受けた人の72.2%が治療に奏効した。ただ、「化学療法」の中でも「ドキシル」治療を受けた人では37名中26名(70.3%)が治療に奏効した。
【発表】
2020年2月19日
【試験名】
SOLO3(Phase 3)〔NCT02282020〕
【試験参加国】
韓国、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ベルギー、チェコ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ポーランド、スペイン
【原著】
J Clin Oncol. 2020 ;38:1164-1174. [PubMed: 32073956]
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