【BRCA陽性卵巣がん:三次治療(OS)】「リムパーザ」vs「化学療法」

SOLO3(JCO)                           

BRCA変異陽性の卵巣がんと診断され、2ライン以上のプラチナ製剤を含む化学療法後6ヵ月以降に再発した女性が次の治療を考える場合、「リムパーザ」治療を選択することで「プラチナ製剤以外の化学療法単剤治療(「パクリタキセル」、「トポテカン」、「ゲムシタビン」、「ドキシル」より主治医が選択)」を上回る生存期間は期待しにくい。

プラチナ製剤を含む化学療法の前治療ライン数によって「リムパーザ」治療の効果に差がある傾向がみられている。2ラインの前治療歴の場合、「リムパーザ」治療を選択することで、生存期間は延長傾向にある。

 

一方、3ライン以上の前治療歴がある場合は、「リムパーザ」治療を選択しても、生存期間について良好な結果は期待しにくい。

【発表】

2024年12月12日

【試験名】

SOLO3(Phase 3)〔NCT02282020

【試験参加国】

韓国、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ベルギー、チェコ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ポーランド、スペイン

【原著】

J Clin Oncol. 2024 Dec 12. [PubMed: 39668137]

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