
「S-1+オキサリプラチン(SOX)」治療は、2014年7月11日に開催された「第20回医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、「治癒切除不能な進行・再発の胃がん」に対する有用性は医学薬学上公知と判断され、2015年3月20日、承認された。本承認は、Phase 3試験『G-SOX』の結果に基づいている。
「SOX」治療は、「S-1+シスプラチン」治療に比べ、重篤な有害事象の発現率が低くなることが期待できる(29.3% vs 37.9%、p=0.017)。「SOX」治療は、グレード3以上の白血球減少症、好中球減少症、貧血、発熱性好中球減少症及び低ナトリウム血症の発現率が低くなることが期待できるが、グレード3以上の末梢神経障害の発現率が高くなる。
【承認日】
2015年3月20日
【効能及び効果】
治癒切除不能な進行・再発の胃癌
【さらに詳しく】