
SQUIRE(Ann Oncol)
EGFR蛋白質発現がある人が初めての治療を考える場合、「シスプラチン+ゲムシタビン」に「ポートラーザ」の上乗せを選択することで生存期間の延長が期待できる。
「ポートラーザ」の追加によって、「低マグネシウム血症」や「皮疹」の発現頻度が高まる。試験ではグレード3以上の有害事象として、それぞれ10%(vs. 1%未満)と6%(vs. 1%未満)の人に現れている。
この結果に基づいて、欧州医薬品庁は投与対象をEGFR蛋白質発現例に限定して「ポートラーザ」の承認を決定した。
【発表】
2016年5月20日
【試験名】
SQUIRE(Phase 3)〔NCT00981058〕
【原著】
Ann Oncol. 2016 ;27:1573-9. [PubMed:27207107]
【さらに詳しく】
- 扁平上皮非小細胞肺癌の1次治療としてEGFR FISH陽性患者でnecitumumabとGC併用の有効性はより高い傾向【WCLC2015】
- Necitumumab+化学療法が、EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに有効(ELCC2016プレスリリース)/欧州腫瘍臨床学会(ESMO)
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