【非転移性前立腺がん:一次治療(MFS)】「ザイティガ+プレドニゾロン+アンドロゲン除去療法」vs「アンドロゲン除去療法」

STAMPEDE(Lancet)                       

転移のない高リスク前立腺がんと診断された男性は、「アンドロゲン除去療法」を開始すると同時に「ザイティガプレドニゾロン」の上乗せを選択することで無転移生存期間、生存期間の延長が期待できる。

「アンドロゲン除去療法+ザイティガプレドニゾロン」治療を受けた人の37%、「アンドロゲン除去療法」を受けた人の29%の人が最初の2年間でグレード3以上の有害事象を経験し、「アンドロゲン除去療法+ザイティガプレドニゾロンイクスタンジ」治療を受けた人の58%、「アンドロゲン除去療法」を受けた人の32%の人が最初の2年間でグレード3以上の有害事象を経験した。「アンドロゲン除去療法+ザイティガプレドニゾロン」治療の主な有害事象は、高血圧であった。

【発表】

2021年12月23日

【試験名】

STAMPEDE(Phase 3)〔NCT00268476

【試験参加国】

英国、スイス

【原著】

Lancet 2022; 399: 447–60.  [PubMed: 34953525]

【さらに詳しく】

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