STAMPEDE(Lancet)
転移が確認された人が初めての治療を考える場合、標準治療に「放射線療法」の上乗せを選択しても、3年生存率の向上は期待しにくい〔HR 0.92, 95% CI 0.80–1.06; p=0.266〕。
転移量の少ない人(内臓転移もしくは骨転移4ヵ所以下または脊椎/骨盤外転移なし)では「標準治療+放射線療法」治療を選択することで生存期間の延長が期待できる。
標準治療は長期のアンドロゲン除去療法および「ドセタキセル」投与。
【発表】
2018年10月18日
【試験名】
STAMPEDE(Phase 3)〔NCT00268476〕
【試験参加国】
英国、スイス
【原著】
Lancet. 2018 ;392:2353-2366. [PubMed: 30355464]
【さらに詳しく】
- 転移性前立腺がんに対する原発巣への放射線治療:ランダム化第III相試験、「転移の少ない転移性前立腺がんで原発巣への放射線治療は生存期間を延長」(解説:宮嶋 哲 氏)-1053〔ケアネット〕
- 転移のある前立腺がん、前立腺への放射線療法は?〔ケアネット〕
- 放射線照射により転移量の少ない転移性前立腺がんの生存期間が延長〔海外医療情報リファレンス〕
- 新規診断転移性前立腺癌への放射線療法は転移量の少ない患者の予後を改善する【ESMO2018】〔日経メディカル〕
【こちらの図鑑も合わせて見る】




