SWOG S1914(Lancet)
切除不能なI-IIA期非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「体部定位放射線療法」に「テセントリク(最大8サイクル)」の上乗せを選択しても2年生存率の向上は期待しにくい。
早期手術不能非小細胞肺がんに対する「体部定位放射線療法単独療法」の標準治療としての再確認
本研究は、医学的に手術不能な早期肺がんに対して、体部定位放射線療法終了後の全身免疫療法の追加が生存に寄与せず、むしろ治療関連の呼吸器障害(12% vs 3%)を増加させるだけであることを証明した。高齢で虚弱な患者が多い定位照射の対象領域において、日常臨床的に体部定位放射線療法単独が今後も最善かつ不変の標準治療であることが裏付けられた。
今後の開発への教訓(バイオマーカー選定の必要性)
今後、早期の定位照射領域における免疫療法の併用を検討する場合、記述的サブグループ解析から、すべての患者に広く一律に提供するのではなく、「PD-L1陽性(強陽性)」、「ドライバー遺伝子野生型」、「腫瘍サイズ4 cm以上(またはリスクが極めて高い集団)」などの因子に基づいて、対象患者を厳格にプレシジョンスクリーニングして絞り込む必要があるという強固な教訓を日常臨床および将来の試験デザインに提供した。
【発表】
2026年9月6日
【試験】
SWOG/NRG S1914(Phase 3)〔NCT04214262〕
【試験参加国】
米国
【原著】
Lancet. 2026 408; 1313-1325. [PubMed: 42702214]
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