【局所進行肝細胞がん:奏効後治療(TTF)】「手術→テセントリク+アバスチン」vs「テセントリク+アバスチン」

TALENTOP(Lancet)                       

局所進行肝細胞がんと診断され、初めての治療として「テセントリクアバスチン」療法によって奏効が得られた人が次の治療を考える場合、「手術」を選択することで治療成功期間の延長が期待できる。

テセントリクアバスチン」併用療法で奏効を示し、外科的切除が可能となった局所進行肝細胞がんにおいて、維持療法を漫然と継続するのではなく、コンバージョン切除を行い術後補助療法を補完する一連のシーケンス(外科的介入)が、治療成功期間を劇的に延長させることが科学的に実証された。これにより、進行肝細胞がん一次治療の一部において、「根治・長期の無病生存」を現実的に目指す動的な治療アルゴリズムへの道が拓かれた。

一方で、手術治療を受けた人ではグレード3または4の有害事象発生率の上昇(39% vs 21%)、グレード3以上の術後合併症が16%に発現し、治療関連死も2例(2%)報告されている。この結果は、侵襲的な切除介入が伴うリスクを明確に示しており、実臨床への導入にあたっては、将来残存肝容積や肝機能リザーブ、全身状態の厳格な評価のほか、多職種チームによる極めて慎重な症例選択が必須であることを示唆している。

【発表】

2026年8月22日

【試験名】

TALENTOP(Phase 3)〔NCT04649489

【試験参加国】

中国

【原著】

Lancet. 2026 ;408:699-710. [PubMed: 42624156]

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