【乳がん:術後治療(10年DFS)】「EC→ゲムシタビン+パクリタキセル」vs「EC→パクリタキセル」

手術後の補助療法を考える場合、「エピルビシンシクロホスファミド(EC)」後の「パクリタキセル」に「ゲムシタビン」の上乗せを選択しても、10年無病生存率は変わらない。

試験では、「EC→パクリタキセル」治療を受けた人の10年無病生存率は65%であったのに対し、「EC→ゲムシタビンパクリタキセル」治療を受けた人の10年無病生存率も65%であり、治療間に統計学的有意差は認められなかった。

主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症(34% vs 26%)、筋肉痛・関節痛(13% vs 12%)、倦怠感(13% vs 12%)、感染症(13% vs 9%)、嘔吐(9% vs 7%)、悪心(8% vs 7%)。

【発表】

2017年5月4日

【試験名】

tAnGo(Phase 3)〔NCT00039546

【原著】

Lancet Oncol. 2017;18 :755-769. [PubMed:28479233]