【卵巣がん:二次治療(4ヵ月PFS)】「ヴォトリエント+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

卵巣がんと診断され、化学療法終了後のアバスチンによる維持療法中に再発した女性が次の治療を考える場合、「パクリタキセル」治療に「ヴォトリエント」の上乗せを選択しても4ヵ月無増悪生存率の向上、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

ヴォトリエントパクリタキセル」治療を受けた人の4ヵ月無増悪生存率は61%、「パクリタキセル」治療を受けた人の4ヵ月無増悪生存率は68%であった。「ヴォトリエントパクリタキセル」治療を受けた88%の人がグレード3または4の有害事象を経験し(vs 70%)、毒性のためにパクリタキセルの中止が必要となった。

【発表】

2022年7月25日

【試験名】

TAPAZ(Phase 2)〔NCT02383251

【試験実施国】

フランス

【原著】

Gynecol Oncol. 2022 Jul 25. [PubMed: 35902297]