【腎細胞がん:二次治療(PFS)】「オプジーボ+チボザニブ」vs「チボザニブ」

TiNivo-2(Lancet)                         

進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、免疫チェックポイント阻害薬を含む1〜2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、「チボザニブ」単剤治療に「オプジーボ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくく、免疫チェックポイント阻害薬の再投与は選択すべきではない。

直前の治療として免疫チェックポイント阻害薬を含む治療を受けた人(n=244)では、「オプジーボチボザニブ」併用療法の無増悪生存期間は7.4カ月、「チボザニブ」単剤治療では9.2カ月であった。

直近の治療において免疫チェックポイント阻害薬が含まれていなかった人では、「オプジーボチボザニブ」併用療法、「チボザニブ」単剤治療の無増悪生存期間はいずれも3.7カ月であった。

【発表】

2024年9月13日

【試験名】

TiNivo-2(Phase 3)〔NCT04987203

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、ポーランド、ポルトガル、スペイン、英国

【原著】

Lancet 2024; 404: 1309-20.  [PubMed: 39284329]

【さらに詳しく】