卵巣がんと診断され、「プラチナ製剤を含む化学療法」加療後に進行した女性が次の治療を考える場合、「トポテカン」治療を選択することで「パクリタキセル」治療を選択した場合を上回る奏効率と無増悪期間が期待できる。
「トポテカン」治療を受けた20.5%の女性が治療に奏効し、7.4ヵ月奏効が持続した。一方、「パクリタキセル」治療を受けた人では13.2%の女性が治療に奏効し、4.6ヵ月奏効が持続した。プラチナ抵抗性の女性に対する「トポテカン」治療の奏効率は13.3%、「パクリタキセル」治療の奏効率は6.7%であった。一方、プラチナ部分感受性または感受性の女性に対する「トポテカン」治療の奏効率は28.8%、「パクリタキセル」治療の奏効率は20.0%であった。
【発表】
1997年6月
【原著】
J Clin Oncol. 1997 ;15:2183-93. [PubMed: 9196130]