【大腸がん:肝転移(5年OS)】「化学療法+肝転移」vs「化学療法」

TransMet(Lancet)                        

切除不能な大腸がんと診断され、肝転移が認められた人が治療を考える場合、「化学療法」に加え、「肝移植」の実施を選択することによって、5年生存率の向上が期待できる。

肝転移を行わなかった人の生存期間は29.7ヵ月であったが、肝移植を実施した人では追跡期間中において半数以上が生存できた(生存期間中央値は未到達)。

肝転移を行わなかった人の無増悪生存期間は6.4ヵ月であったが、肝移植を実施した人では17.4ヵ月であった。

【発表】

2024年9月21日

【試験名】

TransMet(Phase 3)〔NCT02597348

【試験参加国】

フランス

【原著】

Lancet 2024; 404; 1107-18.

【さらに詳しく】