【HR陽性乳がん:一次化学療法(PFS)】「サシツズマブ チルモテカン±キイトルーダ」vs「単剤化学療法」

TroFuse-010                            

HR陽性HER2陰性の切除不能な局所進行または転移性乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「サシツズマブ チルモテカン」治療、「サシツズマブ チルモテカンキイトルーダ」治療を選択することで、「化学療法単剤(パクリタキセルアブラキサンカペシタビンドキシルより医師が選択)」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が得られるかについて、現在、検証が進められている。

【試験開始日】

2024年10月25日

【試験終了予定日】

2031年7月31日

【試験名】

TroFuse-010(Phase 3)〔NCT06312176jRCT2031240476

【試験参加国】

日本(北海道大学病院、福島県立医科大学附属病院、聖マリアンナ医科大学、昭和大学病院、東京医科大学病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、広島市立広島市民病院、熊本大学病院、、東北大学病院、三重大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、がん研有明病院、国立国際医療研究センター病院、北里大学病院、神奈川県立がんセンター、東海大学医学部付属病院、京都大学医学部附属病院、大阪大学医学部附属病院、相良病院、埼玉医科大学国際医療センター、名古屋市立大学病院、岡山大学病院、岐阜大学医学部附属病院、台湾、韓国、香港、マレーシア、シンガポール、米国、カナダ、プエルトリコ、メキシコ、コロンビア、コスタリカ、ブラジル、アルゼンチン、ペルー、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スイス、英国

 

【今日の標準治療】

【標準治療】進行乳がんの一次化学療法
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