
TRUST(JCO)
ROS1融合遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんと診断され、ザーコリ治療を受けたことがある113名が次の治療として「ROS1チロシンキナーゼ阻害薬 タレトレクチニブ」治療を受けた結果、55.8%の人が治療に奏効し、16.6ヵ月奏効が持続した。
「タレトレクチニブ」治療の主な治療関連有害事象は、消化管イベント (88%) 、AST 上昇 (72%) 、 ALT 上昇 (68%) であるが、そのほとんどがグレード 1 である。神経学的治療学関連有害事象として、めまい(21%)を経験することがあるが、ほとんどがグレード 1 である。治療関連有害事象のために投与中止に至ることは少ない (6.5%) 。
【発表】
2025年4月3日
【試験名】
- TRUST-I(Phase 2)〔NCT04395677〕
- TRUST-II(Phase 2)〔NCT04919811/jRCT2071210051〕
【試験参加国】
- TRUST-I(Phase 2):中国
- TRUST-II(Phase 2):日本(九州がんセンター、国立がん研究センター東病院、仙台厚生病院、愛知県がんセンター、近畿大学病院、静岡がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院)、米国、カナダ、中国、フランス、イタリア、韓国、ポーランド、スペイン
【原著】
J Clin Oncol. 2025 Apr 3. [PubMed: 40179330]
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