【HER2陰性乳がん:一次治療(5年OS)】「アバスチン+カペシタビン」vs「アバスチン+パクリタキセル」

TURANDOT (Lancet Oncol)                    

HER2陰性の人で初めての薬物治療を受ける場合、「アバスチンカペシタビン」治療の選択は「アバスチンパクリタキセル」治療に比べて生存期間について劣らない効果が期待できる。

アバスチンカペシタビン」治療を選択することで、起こりにくくなるグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(19%→2%)、末梢神経障害(14%→1%未満)、白血球減少症(7%→1%未満)。

アバスチンパクリタキセル」治療を選択することで、手足症候群(16%→1%未満)、高血圧(6%→4%)。

重篤な有害事象は「アバスチンパクリタキセル」治療を受けた人の23%に、「アバスチンカペシタビン」治療を治療を受けた人の25%に起こった。

【発表】

2016年8月5日

【試験名】

TURANDOT (Phase 3) 〔NCT00600340

【原著】

Lancet Oncol. 2016 ;17:1230-9. [PubMed:27501767]

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