【ER陽性乳がん:二次治療(PFS)】「ベプデゲストラント」vs「フェソロデックス」

VERITAC-2(NEJM)                       

ESR1変異陽性かつER陽性HER2陰性進行乳がんと診断され、内分泌療法+CDK4/6阻害薬治療歴がある女性が次の治療を考える場合、「ベプデゲストラント」治療を選択することで、「フェソロデックス」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

【発表】

2025年5月31日

【試験開始日】

2023年3月11日

【試験終了予定日】

2028年6月13日

【試験名】

VERITAC-2(Phase 3)〔NCT05654623jRCT2031220651

【試験参加国】

日本(名古屋大学医学部附属病院、相良病院、国立がん研究センター東病院、国立国際医療研究センター病院、千葉県がんセンター、がん研究会有明病院、九州がんセンター、北海道がんセンター、神奈川県立がんセンター、大阪大学医学部附属病院、岡山大学病院)、米国、オーストラリア、カナダ、中国、韓国、台湾

【原著】

N Engl J Med 2025 May 31.  [PubMed: 40454645]

【さらに詳しく】

 

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