【PD-L1強陽性Ⅲ期肺がん】「キートルーダ+化学療法」→「キイトルーダ±ペメトレキセド」

Evolution/WJOG11819L(JCO)                        

PD-L1 TPS 50%以上の切除不能なⅢ期非小細胞肺がんと診断された21名の日本人が放射線療法を省略した「キイトルーダ+化学療法(維持療法としてキイトルーダ±ペメトレキセド)」を受けた結果、67%が2年後も増悪なく生存できた。

放射線なしのキイトルーダ+化学療法は、局所進行・切除不能・高PD-L1発現非小細胞肺がんにおいて、根治的治療の新たな選択肢となり得る。

治療を受けた62%の人がグレード3以上の有害事象を経験した。主なグレード3以上の有害事象は好中球減少(38%)、白血球減少(19%)、肺炎(14%)であった。

PD-L1 TPS 80%以上の人では2ね無増悪生存率75%、2年生存率92%、奏効率92%と、さらに有効であった。

【発表】

2025年10月10日

【試験名】

Evolution/WJOG11819L(Phase 2)〔NCT04153734

【試験参加国】

日本

【原著】

Lancet Oncol. 2025 Oct 10. [PubMed: 41082893]