【2025年2月20日承認】サークリサ、エプキンリ、テセントリク

2025年2月20日、「多発性骨髄腫」に対する「サークリサベルケイドレブラミドデキサメタゾン」、「再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1~3A)」に対する「エプキンリ」、「切除不能な胞巣状軟部肉腫」に対する「テセントリク」が承認された。

1. サークリサ:多発性骨髄腫

【レジメン図鑑】サークリサ+VRd(多発性骨髄腫)
「サークリサ+ベルケイド+レブラミド+デキサメタゾン」併用療法は、「未治療の多発性骨髄腫」に対して、2024年5月14日に承認申請され、2025年2月20日に承認された治療レジメン。この結果、効能又は効果が「多発性骨髄腫」となった。この申請は、Phase 3試験『IMROZ』の結 ...
【多発性骨髄腫:一次治療(5年PFS)】「サークリサ+VRd」vs「VRd」
IMROZ(NEJM)                           移植の適応とならない多発性骨髄腫と診断された人が初めての治療を考える場合、「ベルケイド+レブラミド+デキサメタゾン」治療に「サークリサ」の上乗せを選択することで5年無増悪生存率の向上が期待できる。 本試験 ...

 

2. エプキンリ:再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade1~3A)

【レジメン図鑑】エプキンリ(濾胞性リンパ腫)
2023年11月22日に発売された抗CD3/CD20二重特異性抗体製剤「エプキンリ(一般名=エプコリタマブ)」が、2024年3月11日、「再発又は難治性の濾胞性リンパ腫(Grade 1-3A)」に対して承認申請され、2025年2月20日、承認された。本申請は『EPCORE NHL ...

 

3. テセントリク:切除不能な胞巣状軟部肉腫

【レジメン図鑑】テセントリク(胞巣状軟部肉腫)
切除不能な胞巣状軟部肉腫に対し、2024年3月14日、「テセントリク」(一般名=アテゾリズマブ)が承認申請され、2025年2月20日承認された。この申請は国内Phase2試験『ALBERT』および米国Phase2試験の成績に基づいている。 胞巣状軟部肉腫は、悪性軟部肉腫の1%未満 ...

 

【原著】

Int J Clin Oncol. 2025 Mar 21.

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