【腎細胞がん:二次・三次治療(PFS)】「アフィニトール+支持療法」vs「支持療法」

RECORD-1(Lancet)                      

遠隔転移を有する腎細胞がんと診断され、「スーテント」、「ネクサバール」のうち、1種類以上の治療歴を有する人が次の治療を考える場合、「アフィニトール」治療を選択することで「支持療法」のみを選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。

アフィニトール」治療の主な有害事象は口内炎(40% vs 8%])、発疹(25% vs 4%)、倦怠感(20% vs 16%)。
この試験成績に基づき、本邦では、2010 年1月、「アフィニトール」が「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」の適応症で承認された。

【発表】

2008年7月22日

【試験名】

RECORD-1(Phase 3)〔NCT00410124

【試験参加国】

米国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ポーランド、スペイン

【原著】

Lancet. 2008;372:449-56. [PubMed: 18653228]

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