現在、日本で利用可能な抗がん剤を公表情報よりまとめた。〔更新日:2022年12月24日〕
00.特定の遺伝子変異を有するがん
- キイトルーダ
- 高頻度マイクロサテライト不安定性
- 大腸がん
- その他固形がん:二次治療以降
- TMB-Highを有する固形がん:二次治療以降
- 高頻度マイクロサテライト不安定性
- ロズリートレク(NTRK融合遺伝子陽性)
- ヴァイトラックビ(NTRK融合遺伝子陽性)
01. 肺がん
免疫チェックポイント阻害薬
- キイトルーダ
- 化学療法併用
- 単剤:PD-L1陽性に限る
- テセントリク
- 非小細胞肺がん
- 化学療法との併用(化学療法未治療例のPD-L1陰性の扁平上皮癌を除く)
- カルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブとの併用(扁平上皮癌を除く)
- カルボプラチン(またはシスプラチン)+ペメトレキセドとの併用
- カルボプラチン+nab-パクリタキセルとの併用
- 単剤
- 術後補助療法:PD-L1陽性に限る
- 化学療法未治療例:PD-L1陽性に限る
- 化学療法既治療例
- 化学療法との併用(化学療法未治療例のPD-L1陰性の扁平上皮癌を除く)
- 進展型小細胞肺がん:カルボプラチン+エトポシドとの併用
- 非小細胞肺がん
- オプジーボ
- イピリムマブとの併用
- イピリムマブ+化学療法との併用
- 化学療法+ベバシズマブとの併用(扁平上皮癌を除く)
- 化学療法との併用(PD-L1陰性に限る)
- 単剤(化学療法既治療例に限る)
- イミフィンジ
- 非小細胞肺がん
- 化学放射線療法後の維持療法
- 進展型小細胞肺がん:カルボプラチンまたはシスプラチン+エトポシドとの併用
- 非小細胞肺がん
分子標的薬
- EGFRチロシンキナーゼ阻害薬
- ALKチロシンキナーゼ阻害薬
- BRAF阻害薬:タフィンラー(BRAF遺伝子変異陽性、メキニストとの併用に限る)
- MEK阻害薬:メキニスト(BRAF遺伝子変異陽性、タフィンラーとの併用に限る)
- ROS1/TRK阻害薬:ロズリートレク(ROS1融合遺伝子陽性、NTRK融合遺伝子陽性)
- METチロシンキナーゼ阻害薬
- RETチロシンキナーゼ阻害薬:レットヴィモ(RET融合遺伝子陽性)
- KRAS G12C阻害薬: ルマケラス(KRAS G12C変異陽性)
- 抗VEGF/VEGFR抗体
- 抗EGFR抗体:ポートラーザ(扁平上皮癌に限る、ゲムシタビン+シスプラチンとの併用に限る)
白金製剤
微小管阻害薬
パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン、ビノレルビン、ビンデシン
代謝拮抗薬
ペメトレキセド、S-1(併用に限る)、UFT、5-FU(併用に限る)、ゲムシタビン、シタラビン(併用に限る)
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
抗がん性抗生物質
アムルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、マイトマイシン、ペプロマイシン(扁平上皮癌)、ミトキサントロン、アクラルビシン
アルキル化剤
シクロホスファミド、ニムスチン
その他
ピシバニール
02. 乳がん
免疫チェックポイント阻害薬
- テセントリク
- 手術不能または再発例:PD-L1陽性かつトリプルネガティブに限
- アブラキサン併用
- 手術不能または再発例:PD-L1陽性かつトリプルネガティブに限
- キイトルーダ
- 術前術後補助療法:トリプルネガティブかつ再発高リスク例
- 手術不能または再発例:PD-L1陽性かつトリプルネガティブに限る
- ゲムシタビン+カルボプラチン併用
- アブラキサン併用
- パクリタキセル併用
分子標的薬
- 抗HER2抗体
- 抗HER2抗体薬物複合体
- HER2チロシンキナーゼ阻害薬:タイケルブ(HER2過剰発現)
- 抗VEGF抗体:アバスチン(パクリタキセルとの併用に限る)
- PARP阻害薬
- リムパーザ
- BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性、化学療法既往例
- 術後薬物療法:BRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性、再発高リスク例
- リムパーザ
- CDK4/6阻害薬
- mTOR阻害薬:アフィニトール(非ステロイド性アロマターゼ阻害剤による治療歴のある患者、内分泌療法剤との併用はエキセメスタンに限る)
ホルモン療法薬
- アリミデックス(閉経後)、フェマーラ(閉経後)、アロマシン(閉経後)
- タモキシフェン、トレミフェン(閉経後)、フェソロデックス(HR陰性を除く、閉経後)
- リュープリン(HR陰性を除く、閉経前)、ゾラデックス(HR陰性を除く、閉経前)
- メドロキシプロゲステロン、エチニルエストラジオール(内分泌療法抵抗性、閉経後)、メピチオスタン
抗がん性抗生物質
アントラサイクリン系抗がん剤
微小管阻害薬
タキサン系抗がん剤
代謝拮抗薬
- 5-FU、UFT、メトトレキサート(CMF療法)、シタラビン(併用に限る)、ドキソフルリジン、テガフール
- ゲムシタビン(アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例)
- S-1
-
術後補助療法:HR陽性かつHER2陰性の再発高リスク例
- 二次治療:アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤を含む化学療法後の増悪・再発例
-
- カペシタビン
- 単剤投与:アントラサイクリン系抗がん剤を含む化学療法の増悪・再発例
- 併用療法:一次治療を除く
アルキル化剤
トポイソメラーゼ阻害薬
白金製剤
03. 食道がん
免疫チェックポイント阻害薬
代謝拮抗薬
5-FU(併用に限る)
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン
微小管阻害薬
白金製剤
04. 胃がん
免疫チェックポイント阻害薬
- オプジーボ
- 一次治療:化学療法併用
- 三次治療:単剤投与
分子標的薬
代謝拮抗薬
S-1、5-FU、カペシタビン、ロンサーフ(三次治療以降)、UFT、メトトレキサート、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)
白金製剤
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、ピラルビシン、マイトマイシン、アクラルビシン
05. 大腸がん
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
- アバスチン(併用に限る)
- サイラムザ(二次治療以降:FORFIRI併用)
- ザルトラップ(二次治療以降)
- アービタックス
- EGFR陽性
- BRAF陽性(二次治療以降)
- エンコラフェニブ+ビニメチニブとの併用
- エンコラフェニブとの併用
- ベクティビックス(KRAS遺伝子野生型)
- スチバーガ(三次治療以降)
- ハーセプチン+パージェタ(HER2陽性・二次治療)
- ビラフトビ(BRAF陽性、二次治療以降)
- ビニメチニブ+セツキシマブとの併用
- セツキシマブとの併用
- メクトビ(BRAF陽性、二次治療以降、エンコラフェニブ+セツキシマブとの併用に限る)
代謝拮抗薬
5-FU、カペシタビン、S-1、ロンサーフ(三次治療以降)、UFT、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン(併用に限る)
白金製剤
トポイソメラーゼ阻害薬
アルキル化剤
シクロホスファミド(結腸癌、併用に限る)、ニムスチン
抗がん性抗生物質
06. 肝がん
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
- ネクサバール
- レンビマ
- スチバーガ(がん化学療法後増悪例)
- カボメティクス(がん化学療法後増悪例)
- アバスチン(アテゾリズマブ併用)
- サイラムザ(がん化学療法増悪例かつ血清AFP 値≧400ng/mL以上例)
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、マイトマイシン、ミトキサントロン
白金製剤
シスプラチン、ミリプラチン(リピオドリゼーション、単独に限る)
07. 膵がん
分子標的薬
代謝拮抗薬
ゲムシタビン、S-1、UFT、5-FU、シタラビン(併用に限る)
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
白金製剤
抗がん性抗生物質
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン
08. 腎がん
免疫チェックポイント阻害薬
- オプジーボ
- 抗がん剤未治療例
- カボザンチニブとの併用
- イピリムマブとの併用
- 抗がん剤既治療例
- 単独
- イピリムマブと併用
- 抗がん剤未治療例
- キイトルーダ
- 術後補助療法(単独に限る)
- 根治切除不能または転移例
- アキシチニブとの併用
- レンバチニブとの併用
- バベンチオ(アキシチニブとの併用)
- ヤーボイ(ニボルマブとの併用)
分子標的薬
- スーテント(単独に限る)
- インライタ
- 抗がん剤未治療例:PD-1/PD-L1阻害剤との併用
- 抗がん剤既治療例
- 単独
- PD-1/PD-L1阻害剤との併用
- ヴォトリエント(単独に限る)
- ネクサバール(サイトカイン製剤既治療例:単独に限る)
- カボメティクス
- 単独
- ニボルマブとの併用
- アフィニトール(スニチニブまたはソラフェニブ治療歴のある患者:単独に限る)
- トーリセル
インターフェロン
スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ
インターロイキン
イムネース
09. 前立腺がん
分子標的薬
- リムパーザ(BRCA陽性転移性去勢抵抗性前立腺癌)
ホルモン療法薬
- イクスタンジ
- 去勢抵抗性前立腺癌
- 転移性前立腺癌
- アーリーダ
- 転移性前立腺癌
- 非転移性去勢抵抗性前立腺癌
- ニュベクオ(非転移性去勢抵抗性)
- ザイティガ
- 去勢抵抗性前立腺癌
- 内分泌療法未治療かつ高リスクの前立腺癌
- カソデックス、オダイン
- リュープリン、ゾラデックス、ゴナックス
- エストラムスチン、プロスタール(転移性前立腺癌に対しては、他療法による治療困難な場合に限る)、エチニルエストラジオール
放射性医薬品
ゾーフィゴ(骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌、内臓転移例を除く)
微小管阻害薬
ドセタキセル(去勢抵抗性または転移性前立腺癌)、ジェブタナ(去勢抵抗性かつ化学療法既治療例)
白金製剤
アルキル化剤
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
10. 尿路上皮がん
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
パドセブ(がん化学療法増悪かつ抗PD-1/PD-L1抗体既治療例)
代謝拮抗薬
5-FU、ゲムシタビン、UFT、メトトレキサート(M-VAC療法)、ドキソフルリジン、テガフール、シタラビン
白金製剤
抗がん性抗生物質
微小管阻害薬
11. 血液がん
造血幹細胞移植時の前処置
11-01. 白血病
11-01. 急性骨髄性白血病
分子標的薬
- BCL2阻害薬
- ベネクレクスタ:強力な寛解導入療法の適応とならない急性骨髄性白血病
- アザシチジンとの併用
- 低用量シタラビンとの併用
- ベネクレクスタ:強力な寛解導入療法の適応とならない急性骨髄性白血病
- FLT3阻害薬:FTL3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病
- 抗CD33抗体:CD33陽性の急性骨髄性白血病
- マイロターグ(再発・難治性)
アルキル化剤
代謝拮抗薬
シタラビン、メトトレキサート、エノシタビン、メルカプトプリン、ビダーザ、シタラビン オクホスファート(成人急性非リンパ性白血病)
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ミトキサントロン、アクラルビシン、ダウノルビシン、イダルビシン、ピラルビシン
微小管阻害薬
その他
L-アスパラギナーゼ、三酸化ヒ素(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、タミバロテン(再発・難治性の急性前骨髄球性白血病)、ATRA(急性前骨髄球性白血病)
11-02. 急性リンパ性白血病
CAR-T細胞療法
- キムリア(CD19陽性の再発・難治性B細胞性急性リンパ芽球性白血病)
分子標的薬
- 抗CD22抗体
- ベスポンサ:CD22陽性の急性リンパ性白血病(再発・難治性)
- 抗CD19 -CD3二重特異性抗体
- ビーリンサイト:B細胞性急性リンパ性白血病(再発・難治性)
- BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬
アルキル化剤
代謝拮抗薬
クロファラビン(再発・難治性の急性リンパ性白血病)、シタラビン、メトトレキサート(中枢神経系への浸潤に対する寛解)、アラノン(再発・難治性T細胞急性リンパ性白血病)、エノシタビン、メルカプトプリン
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ミトキサントロン、アクラルビシン、ダウノルビシン、イダルビシン、ピラルビシン
微小管阻害薬
11-01-03. 慢性骨髄性白血病
分子標的薬
- グリベック(単独)
- スプリセル(単独)
- タシグナ(単独)
- ボシュリフ(単独)
- アイクルシグ(前治療薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病:単独)
- セムブリックス(前治療薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病:単独)
アルキル化剤
シクロホスファミド(併用に限る)、ニムスチン、ラニムスチン
代謝拮抗薬
メトトレキサート、ヒドロキシカルバミド、メルカプトプリン
抗がん性抗生物質
インターフェロン
スミフェロン、イントロン
11-01-04. 慢性リンパ性白血病
分子標的薬
- イムブルビカ(慢性リンパ性白血病:単独)
- カルケンス
- 未治療の慢性リンパ性白血病
- 単独
- オビヌツズマブとの併用
- 再発・難治性の慢性リンパ性白血病:単独
- 未治療の慢性リンパ性白血病
- ベネクレクスタ(再発・難治性の慢性リンパ性白血病:リツキシマブとの併用)
- リツキサン(CD20陽性の慢性リンパ性白血病)
- ガザイバ(CD20陽性の慢性リンパ性白血病)
- アーゼラ(再発・難治性のCD20陽性の慢性リンパ性白血病:単独)
- マブキャンパス(再発・難治性の慢性リンパ性白血病:単独)
アルキル化剤
代謝拮抗薬
メトトレキサート、フルダラ(貧血または血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病)
抗がん性抗生物質
11-01-05. 骨髄異形成症候群
免疫抑制薬
アルキル化剤
代謝拮抗薬
ビダーザ、シタラビン、フルダラ、シタラビン オクホスファート
11-01-06. ヘアリーセル白血病
クラドリビン、スミフェロン、ペントスタチン
11-02. 悪性リンパ腫
「悪性リンパ腫」の適応がある抗がん剤
アルキル化剤
イホスファミド、ニムスチン、ラニムスチン
白金製剤
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
エピルビシン、ドキソルビシン、ミトキサントロン、アクラルビシン、ブレオマイシン、ペプロマイシン、ピラルビシン
微小管阻害薬
トポイソメラーゼ阻害薬
イリノテカン(非ホジキンリンパ腫)
その他
L-アスパラギナーゼ、ソブゾキサン
11-02-01. びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
CAR-T細胞療法
分子標的薬
11-02-02. マントル細胞リンパ腫
分子標的薬
プロテアソーム阻害薬
アルキル化剤
代謝拮抗薬
フルダラ(再発・難治性)、クラドリビン(再発・再燃または治療抵抗性のマントル細胞リンパ腫)
11-02-03. 濾胞性リンパ腫/辺縁帯リンパ腫
CAR-T細胞療法
分子標的薬
- リツキサン(濾胞性リンパ腫/辺縁帯リンパ腫:レナリドミドとの併用)
- ガザイバ(CD20陽性の濾胞性リンパ腫)
- ゼヴァリン(CD20陽性の再発・難治性の低悪性度B細胞非ホジキンリンパ腫)
- タズベリク(再発または難治性のEZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫)
免疫抑制薬
レブラミド(濾胞性リンパ腫:リツキシマブとの併用)
アルキル化剤
- トレアキシン
- 初発の低悪性度B細胞非ホジキンリンパ腫:抗CD20抗体併用
- 再発または難治性の低悪性度B細胞非ホジキンリンパ腫:抗CD20抗体併用または単剤
代謝拮抗薬
11-02-04. 末梢性T細胞リンパ腫
分子標的薬
HDAC阻害薬
代謝拮抗薬
- ジフォルタ:再発または難治性
その他
11-02-05. 成人T細胞白血病リンパ腫
分子標的薬
ポテリジオ:CCR4陽性
HDAC阻害薬
ハイヤスタ:再発・難治性
EZH1/2阻害薬
エザルミア:再発・難治性
免疫抑制薬
レブラミド:再発・難治性
その他
- ペントスタチン
- ソブゾキサン
11-02-06. ホジキンリンパ腫
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
アドセトリス:CD30陽性のホジキンリンパ腫(小児を含む)
アルキル化剤
微小管阻害薬
エトポシド:ホジキン病
11-02-07. 原発性マクログロブリン血症
分子標的薬
プロテアソーム阻害薬
- ベルケイド(原発性マクログロブリン血症)
11-02-08. リンパ形質細胞リンパ腫
CAR-T細胞療法
分子標的薬
プロテアソーム阻害薬
- ベルケイド(リンパ形質細胞リンパ腫)
11-02-08. その他の悪性リンパ腫
CAR-T細胞療法
分子標的薬
代謝拮抗薬
ネララビン(再発または難治性T細胞リンパ芽球性リンパ腫)、シタラビン オクホスファート
その他
L-アスパラギナーゼ、ペントスタチン、ソブゾキサン
11-03. 多発性骨髄腫
CAR-T細胞療法
- アベクマ(再発または難治性:免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤を含む3つ以上の前治療歴を有し、かつ、直近の前治療歴に対して病勢進行が認められた又は治療後に再発)
免疫抑制薬
プロテアソーム阻害薬
分子標的薬
- ダラザレックス/ダラキューロ
- ボルテゾミブ+メルファラン+プレドニゾロン併用
- レナリドミド+デキサメタゾン併用
- ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用(再発または難治性に限る)
- カルフィルゾミブ+デキサメタゾン併用(再発または難治性に限る)
- サークリサ(再発または難治性)
- 単独
- ポマリドミド+デキサメタゾン併用
- カルフィルゾミブ+デキサメタゾン併用
- デキサメタゾン併用
- エムプリシティ(再発または難治性)
- レナリドミド+デキサメタゾン併用
- ポマリドミド+デキサメタゾン併用
HDAC阻害薬
ファリーダック(再発または難治性)
アルキル化剤
抗がん性抗生物質
ドキソルビシン(併用に限る)
微小管阻害薬
ビンクリスチン(併用に限る)
インターフェロン
スミフェロン、イントロン、イムノマックス-γ
12. 頭頸部がん
光免疫療法
- アキャルックス
免疫チェックポイント阻害薬
分子標的薬
- アービタックス(放射線療法または他の抗悪性腫瘍剤と併用に限る)
ホウ素中性子捕捉療法用ホウ素薬
- ステボロニン
代謝拮抗薬
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン(上顎がん、舌がん、口唇がん、咽頭がん、喉頭がん、 口腔がん等)、マイトマイシン、ペプロマイシン(上顎がん、舌がん・その他の口腔がん、咽頭がん、喉頭がん)、ピラルビシン
微小管阻害薬
白金製剤
その他
ピシバニール(上顎がん、喉頭がん、咽頭がん、舌がん)
13. 甲状腺がん
分子標的薬
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン
その他
ピシバニール(他剤無効例に限る)
14. 脳腫瘍
がん治療用ウイルス
- デリタクト(悪性神経膠腫)
分子標的薬
アルキル化剤
テモダール(悪性神経膠腫)、ギリアデル(悪性神経膠腫、脳腫瘍切除術時の切除面を被覆するように留置)、ニムスチン、ラニムスチン(膠芽腫)
抗がん性抗生物質
ブレオマイシン(神経膠腫)
その他
プロカルバジン(悪性星細胞腫・乏突起膠腫成分を有する神経膠腫、他の抗悪性腫瘍剤との併用)
インターフェロン
フエロン(膠芽腫・髄芽腫・星細胞腫)
15. 皮膚がん
15-01. メラノーマ
抗PD-1抗体
抗CTLA-4抗体
- ヤーボイ(根治切除不能例)
- 単独
- ニボルマブとの併用
BRAF阻害薬
- ゼルボラフ(BRAF遺伝子変異例:単独)
- タフィンラー(BRAF遺伝子変異例)
- 術後補助療法:トラメチニブとの併用
- 根治切除不能例
- 単独
- トラメチニブとの併用
- ビラフトビ(BRAF遺伝子変異例:ビニメチニブとの併用)
MEK阻害薬
アルキル化剤
インターフェロン
フェロン
15-02. メルケル細胞がん
免疫チェックポイント阻害薬
15-03. 皮膚T細胞性リンパ腫
分子標的薬
ポテリジオ(再発・難治性)
その他