明日の卵巣がん治療

現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中、承認申請中の卵巣がん治療についてまとめた。

1. 一次治療・維持療法

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「イミフィンジ+アバスチン+化学療法→リムパーザ+イミフィンジ+アバスチン」vs「アバスチン+化学療法→アバスチン」

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「イミフィンジ+アバスチン+化学療法→リムパーザ+イミフィンジ+アバスチン」vs「アバスチン+化学療法→アバスチン」

DUO-O                                高悪性度上皮性卵巣がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、導入療法として「化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)+アバスチン」に「イミフィンジ」を上乗せし、終了後 「アバスチンによる維持療法」に ...
【卵巣がん:維持療法(PFS)】「オプジーボ+ルカパリブ」vs「ルカパリブ」

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「オプジーボ+ルカパリブ」vs「ルカパリブ」

ATHENA–COMBO                           III-IV期高悪性度卵巣がんと診断され、腫瘍減量手術とプラチナ製剤による一次治療を完了し、奏効が得られた女性が次の治療を考える場合、「ルカパリブによる維持療法」に「オプジーボ」の上乗せを選択することで ...
【卵巣がん:維持療法(PFS)】「キイトルーダ+リムパーザ」vs「経過観察」

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「キイトルーダ+リムパーザ」vs「経過観察」

KEYLYNK-001                            BRCA変異陰性の進行上皮性卵巣がんと診断され、「キイトルーダ+化学療法」を受け、奏効が得られた女性が次の治療を考える場合、「キイトルーダ+リムパーザによる維持療法」を選択することで、無増悪生存期間が延 ...

 

2. 二次治療

【卵巣がん:二次治療(PFS)】「アルペリシブ +リムパーザ」vs「化学療法」

【卵巣がん:二次治療(PFS)】「アルペリシブ +リムパーザ」vs「化学療法」

EPIK-O                               生殖細胞系BRCA変異が検出されない高異型度の漿液性卵巣がんと診断され、プラチナ製剤に抵抗性となった女性が次の治療を考える場合、「アルペリシブ+リムパーザ」治療を選択することで、「パクリタキセル(またはドキ ...
【卵巣がん:二次治療(PFS)】「キイトルーダ+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

【卵巣がん:二次治療(PFS)】「キイトルーダ+パクリタキセル」vs「パクリタキセル」

KEYNOTE-B96                           卵巣がんと診断され、プラチナ製剤に抵抗性となった女性が次の治療を考える場合、「パクリタキセル±アバスチン」治療に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間が延長できるかについて、現在、検証が ...
【卵巣がん:二次治療(PFS)】「ラルドタツグ デルクステカン」vs「化学療法」

【卵巣がん:二次治療(PFS)】「ラルドタツグ デルクステカン」vs「化学療法」

REJOICE-Ovarian01                         高異型度卵巣がん、原発性腹膜がん、または卵管がんと診断され、プラチナ製剤に抵抗性となった女性が次の治療を考える場合、「CDH6標的抗体薬物複合体ラルドタツグ デルクステカン」治療を選択することで、 ...