明日の卵巣がん治療

現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中、承認申請中の卵巣がん治療についてまとめた。

1. 一次治療・維持療法

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「イミフィンジ+アバスチン+化学療法→リムパーザ+イミフィンジ+アバスチン」vs「アバスチン+化学療法→アバスチン」

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「イミフィンジ+アバスチン+化学療法→リムパーザ+イミフィンジ+アバスチン」vs「アバスチン+化学療法→アバスチン」

DUO-O                                高悪性度上皮性卵巣がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、導入療法として「化学療法(パクリタキセル+カルボプラチン)+アバスチン」に「イミフィンジ」を上乗せし、終了後 「アバスチンによる維持療法」に ...
【卵巣がん:一次治療(PFS)】「キイトルーダ+化学療法→リムパーザ」vs「化学療法」

【卵巣がん:一次治療(PFS)】「キイトルーダ+化学療法→リムパーザ」vs「化学療法」

KEYLYNK-001                            BRCA変異野生型の進行上皮性卵巣がんと診断された女性が初めての化学療法を考える場合、「化学療法」に「キイトルーダ」を上乗せし、「リムパーザによる維持療法」を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待で ...
【卵巣がん:維持療法(PFS)】「オプジーボ+ルカパリブ」vs「ルカパリブ」

【卵巣がん:維持療法(PFS)】「オプジーボ+ルカパリブ」vs「ルカパリブ」

ATHENA–COMBO                           III-IV期高悪性度卵巣がんと診断され、腫瘍減量手術とプラチナ製剤による一次治療を完了し、奏効が得られた女性が次の治療を考える場合、「ルカパリブによる維持療法」に「オプジーボ」の上乗せを選択することで ...

 

2. 二次治療

【明日のレジメン図鑑】リソバリシブ(卵巣がん)

【明日のレジメン図鑑】リソバリシブ(卵巣がん)

「リソバリシブ(開発コード:CYH33)」は、海和社が開発したPI3Kα阻害薬。2025年8月15日、「PIK3CA遺伝子変異を有する進行・再発の卵巣明細胞がん」に対して、承認申請された。 【承認申請日】 2025年8月15日 【効能及び効果】 PIK3CA遺伝子変異を有する進行 ...
【明日のレジメン図鑑】キイトルーダ+パクリタキセル+アバスチン(卵巣がん)

【明日のレジメン図鑑】キイトルーダ+パクリタキセル+アバスチン(卵巣がん)

2025年10月30日、「キイトルーダ+パクリタキセル±アバスチン」が「プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がん」に対し、承認申請された。 【承認申請日】 2025年10月30日 【効能及び効果】 プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がん 【さらに詳しく】 ペムブロリズマブの再発卵巣癌への適応拡 ...
【再発卵巣がん:プラチナ抵抗性(PFS)】「ラルドタツグ デルクステカン」vs「化学療法」

【再発卵巣がん:プラチナ抵抗性(PFS)】「ラルドタツグ デルクステカン」vs「化学療法」

REJOICE-Ovarian01                         高異型度卵巣がん、原発性腹膜がん、または卵管がんと診断され、プラチナ製剤に抵抗性となった女性が次の治療を考える場合、「CDH6標的抗体薬物複合体ラルドタツグ デルクステカン」治療を選択することで、 ...