現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中、承認申請中の子宮体がん治療についてまとめた。
1. 切除可能な子宮体がんの術後治療
【子宮体がん:術後治療(DFS)】「キイトルーダ+化学療法」vs「化学療法」
KEYNOTE-B21(Ann Oncol) 切除可能な子宮体がんと診断され、手術後に再発リスクが高いと判定された女性が術後補助療法を考える場合、「化学療法」に「キイトルーダ」の上乗せを選択しても、2年無病生存率の向上は期待しにくい。 特に ...
2. 進行・再発子宮体がんの一次治療
【明日のレジメン図鑑】キイトルーダ+化学療法(子宮体がん)
「キイトルーダ+パクリタキセル+カルボプラチン」併用療法は進行または再発の子宮体がんに対して、Phase 3試験『KEYNOTE-868試験』の結果に基づき、2024年2月29日に承認申請された。 【承認申請日】 2024年4月12日 【効能及び効果】 進行または再発の子宮体癌 ...
【明日のレジメン図鑑】「イミフィンジ+パクリタキセル+カルボプラチン」→「イミフィンジ+リムパーザ」(子宮体がん:一次治療)
「イミフィンジ+パクリタキセル+カルボプラチン(導入療法)」→「イミフィンジ+リムパーザ(維持療法)」は、進行または再発の子宮体がんに対して、承認申請されている治療レジメン。 本治療の主な副作用は、貧血(61.8%)、悪心(54.6%)、疲労/無力症(54.2%)、脱毛症(50 ...
【子宮体がん:一次治療(OS、PFS)】「テセントリク+化学療法」vs「化学療法」
AtTEnd(Lancet Oncol) 進行または再発子宮体がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 【発表】 ...
【子宮体がん:一次治療(OS、PFS)】「キイトルーダ」vs「化学療法」
KEYNOTE-C93 dMMRを有する進行または再発子宮体がんと診断された女性が初めての全身療法を考える場合、「キイトルーダ」治療を選択することで「カルボプラチン+パクリタキセル」治療を選択した場合を上回る無病生存期間、生存 ...
【子宮体がん:一次治療(OS、PFS)】「レンビマ+キイトルーダ」vs「化学療法」
LEAP-001 「pMMRを有する/MSI-Hを有さない」または「dMMRを有する/MSI-Hを有する」進行または再発子宮体がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「キイトルーダ+レンビマ」治療を選択しても、化学 ...
3. 進行・再発子宮体がんの二次治療
【子宮体がん:二次治療(OS)】「サシツズマブ チルモテカン」vs「化学療法」
TroFuse-005 子宮体がんと診断され、プラチナ製剤を含む化学療法かつ抗PD-(L)1抗体治療を受けたことがある女性が維持療法を考える場合、抗TROP2抗体薬物複合体「サシツズマブ チルモテカン」治療を選択することで、 ...