肝がんレジメン21

肝・肝内胆管の悪性腫瘍のために入院した人はどのような治療が行われていたのだろうか。2021年度の中央社会保険医療協議会(厚生労働省)「DPC導入の影響評価に関する調査(化学療法のレジメン)」よりまとめてみた。

1位 エピルビシン

患者数:13,291名(29.9%) 平均入院日数:10.4日

 

2位 テセントリク+アバスチン

患者数:6,694名(15.1%) 平均入院日数:7.5日

【トライアル図鑑】IMbrave150(肝細胞がん)
【試験名】 IMbrave150(Phase 3)〔NCT03434379/jRCT2080223820〕 【試験開始日】 2018年3月1日 【試験終了予定日】 2022年6月1日 【試験参加国】 日本(千葉大学医学部附属病院、国立がん研究センター東病院、久留米大学病院、JA北 ...
【肝細胞がん:一次治療(PFS、OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」
IMbrave150(NEJM)                         切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリク+アバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間および無増悪生存期間が期待できる ...
【肝細胞がん:一次治療(OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」
IMbrave150(J Hepatol)                      切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリク+アバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間および無増悪生存期間が期待で ...
【肝細胞がん(高IGF-1):一次治療(PFS,OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」
IMbrave150(J Hepatol)                      切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリク+アバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間および無増悪生存期間が期待で ...
【肝細胞がん(BCLC病期分類B):一次治療(OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」
IMbrave150(Liver Cancer)                    切除不能なBCLC病期分類Bの肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリク+アバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間および ...
【肝細胞がん(ALBIグレード別):一次治療(PFS,OS)】「テセントリク+アバスチン」vs「ネクサバール」
IMbrave150(Liver Cancer)                     切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての全身治療を考える場合、「テセントリク+アバスチン」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合を上回る生存期間、無増悪生存期間が期待で ...

 

3位 ミリプラチン

患者数:4,066名(9.1%) 平均入院日数:10.4日

 

4位 シスプラチン

患者数:3,384名(7.6%) 平均入院日数:10.3日

 

5位 レンビマ

患者数:2,384名(5.4%) 平均入院日数:12.2日

【肝細胞がん:一次治療(OS)】「レンビマ」vs「ネクサバール」
REFLECT(Lancet)                         切除不能な肝細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「レンビマ」治療を選択することで、「ネクサバール」治療を選択した場合に劣らない生存期間が期待できる(ハザード比 0.92, 95%信頼区間 ...
【肝細胞がん(日本人):一次治療(OS)】「レンビマ」vs「ネクサバール」
REFLECT(J Gastroenterol)                    日本人も初めての治療を考える場合、「レンビマ」治療を選択しても、「ネクサバール」治療を選択した場合と同程度の生存期間が期待でき、奏効率の有意な向上、無増悪生存期間の有意な延長が期待できる。 試 ...