【標準治療】HER2陽性転移・再発乳がんの一次治療

1. HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療

現在、「エンハーツパージェタ」併用療法が承認申請されており、HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療として「エンハーツパージェタ」併用療法が推奨されている。

【明日のレジメン図鑑】エンハーツ+パージェタ(HER2陽性乳がん)
2025年10月7日、「エンハーツ+パージェタ」治療が「HER2陽性の進行性または転移を有する乳がん」を対象に承認された。この申請は、Phase 3試験『DESTINY-Breast09』の結果に基づく。 乳癌診療ガイドライン2026年版において「エンハーツ+パージェタ」併用療法 ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS)】「エンハーツ+パージェタ」vs「ハーセプチン+パージェタ+タキサン」
DESTINY-Breast09(NEJM)                     遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「エンハーツ+パージェタ」治療を選択することで、「ハーセプチン+パージェタ+タキサン系製剤」治療を選択した場合を上回 ...

 

一次治療において「エンハーツ+パージェタ」治療を受けたHER2陽性転移・再発乳がんに対する二次治療

一次治療として「エンハーツパージェタ」治療を受けた場合の二次治療以降のエビデンスはない。

エンハーツパージェタ」の有用性を立証した『DESTINY-Breast09』試験において「エンハーツパージェタ」治療中止後に二次治療を受けた人が383名中 124名(32.4%)いた。そのうち、111名(29.0%)はHER2標的治療を含む治療、68名(17.8%)が化学療法、19名(5.0%)が内分泌療法を受けた。

HER2標的治療の内訳は、78名(20.4%)が「ハーセプチン」を含むレジメンを受け、53名(13.8%)が「パージェタ」を含むレジメン、7名(1.8%)が「カドサイラ」を含むレジメン、6名(1.6%)が「エンハーツ」治療を受けた。

化学療法の内訳は、24名(6.3%)が「ドセタキセル」治療、24名(6.3%)が「カペシタビン」治療、18名(4.7%)が「パクリタキセル」治療を受けた。

 

2026年6月現在、HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療として、「ハーセプチンパージェタ+タキサン系製剤」併用療法、「ハーセプチンパージェタハラヴェン」併用療法が選択できる。

【レジメン図鑑】「ハーセプチン+パージェタ+ドセタキセル」(HER2陽性乳がん:一次治療)
「パージェタ(一般名=ペルツズマブ)」は、2013年6月28日に「HER2陽性の手術不能または再発乳がん」について承認された抗HER2ヒト化モノクローナル抗体。「パージェタ」は「HER2陽性の手術不能または再発乳がん」に対し、ハーセプチンと他の抗悪性腫瘍剤との併用療法として承認さ ...
【トライアル図鑑】CLEOPATRA(HER2陽性乳がん)
【試験名】 CLEOPATRA(Phase3)〔NCT00567190/jRCT2080220775〕 【試験開始日】 2009年7月18日 【試験終了予定日】 2018年10月23日 【試験参加国】 日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国 ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(NEJM)                         遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「パージ ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
PUFFIN(Breast Cancer Res Treat)                  遠隔転移を有し、HER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待 ...

 

【レジメン図鑑】「フェスゴ+ドセタキセル」(HER2陽性乳がん:一次治療)
「フェスゴ配合皮下注(一般名=ペルツズマブ/トラスツズマブ/ボルヒアルロニダーゼ アルファ)」は、2023年9月25日に「HER2陽性の乳がん」について承認された抗HER2ヒト化モノクローナル抗体・ヒアルロン酸分解酵素配合剤。 「ハーセプチン+パージェタ+ドセタキセル」併用療法は ...
【トライアル図鑑】CLEOPATRA(HER2陽性乳がん)
【試験名】 CLEOPATRA(Phase3)〔NCT00567190/jRCT2080220775〕 【試験開始日】 2009年7月18日 【試験終了予定日】 2018年10月23日 【試験参加国】 日本(愛知県がんセンター、千葉県がんセンター、国立がん研究センター東病院、四国 ...
【HER2陽性乳がん:一次治療(PFS)】「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」vs「ハーセプチン+ドセタキセル」
CLEOPATRA(NEJM)                         遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」治療の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。 「パージ ...
【HER2陽性乳がん:周術期治療(pCR)】「フェスゴ(皮下注)」vs「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」
FeDeriCa(Lancet Oncol)                       HER2陽性早期乳がんと診断された女性が手術前後の治療を考える場合、「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」に代わって「トラスツズマブ/ペルツズマブ配合剤であるフェスゴ(皮下注)」を選択 ...
【HER2陽性乳がん:周術期治療(4年EFS)】「フェスゴ(皮下注)」vs「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」
FeDeriCa(ESMO Open)                       HER2陽性早期乳がんと診断された女性が手術前後の治療を考える場合、「ハーセプチン(静注)+パージェタ(静注)」治療に代わって「フェスゴ(皮下注)」治療を選択しても同程度の4年無イベント生存率、4 ...

 

一次治療において「ハーセプチン+パージェタ+タキサン系製剤」治療を受けたHER2陽性転移・再発乳がんに対する二次治療

一次治療として「ハーセプチンパージェタ+タキサン系製剤」または「フェスゴ+タキサン系製剤」併用療法を受けた人は、二次治療として「エンハーツ」治療が強く推奨されている。

【標準治療】HER2陽性転移・再発乳がんの二次治療
HER2陽性転移・再発乳がんに対する一次治療として「ハーセプチン+パージェタ+タキサン系製剤」併用療法を受けた人は、「エンハーツ」治療が強く推奨されている。 二次治療において「エンハーツ」治療を受けたHER2陽性転移・再発乳がんに対する三次治療 二次治療として「エンハーツ」治療を ...