明日の子宮頸がん治療

現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中、承認申請中の子宮頸がん治療についてまとめた。

1. 局所進行子宮頸がん

【局所進行子宮頸がん:維持療法(PFS)】「ボルルストミグ」vs「経過観察」

【局所進行子宮頸がん:維持療法(PFS)】「ボルルストミグ」vs「経過観察」

eVOLVE Cervical                          高リスクの局所進行子宮頸がんと診断され、プラチナ製剤を含む化学放射線療法後に進行が認められなかった女性が維持療法を考える場合、「PD1/CTLA4二重特異性抗体ボルルストミグ」治療を選択することで、 ...

 

2. 転移・再発子宮頸がん

2-1.  一次治療

【子宮頸がん:一次治療(OS)】「テセントリク+化学療法+アバスチン」vs「化学療法+アバスチン」
BEATcc(Lancet)                          再発または進行子宮頸がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「プラチナ製剤+パクリタキセル+アバスチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。 【発表】 ...

 

2-2.  二次治療

【子宮頸がん:二次治療(OS)】「サシツズマブ チルモテカン」vs「テブダック」

【子宮頸がん:二次治療(OS)】「サシツズマブ チルモテカン」vs「テブダック」

TroFuse-020                             進行または再発子宮頸がんと診断され、一次治療を受けたことがある女性が次の治療を考える場合、「サシツズマブ チルモテカン」療法を選択することで「テブダックまたは化学療法(ペメトレキセド、ゲムシタビン、イ ...