明日の子宮頸がん治療

現在、日本を含む国際共同Phase 3試験が進行中、承認申請中の子宮頸がん治療についてまとめた。

1. 局所進行子宮頸がん

【近未来のレジメン図鑑】キイトルーダ+化学放射線療法(子宮頸がん)

【近未来のレジメン図鑑】キイトルーダ+化学放射線療法(子宮頸がん)

「キイトルーダ+化学放射線療法」は局所進行子宮頸がんに対して、Phase 3試験『KEYNOTE-A18試験』の結果に基づき、2024年2月29日に承認申請された。 【承認申請日】 2024年2月29日 【効能及び効果】 局所進行子宮頸癌 【さらに詳しく】 新規診断高リスクの局所 ...
【子宮頸がん:維持療法(PFS)】「ボルルストミグ」vs「経過観察」

【子宮頸がん:維持療法(PFS)】「ボルルストミグ」vs「経過観察」

eVOLVE Cervical                          高リスクの局所進行子宮頸がんと診断され、プラチナ製剤を含む化学放射線療法後に進行が認められなかった女性が維持療法を考える場合、「PD1/CTLA4二重特異性抗体ボルルストミグ」治療を選択することで、 ...

 

2. 転移・再発子宮頸がん

2-1.  一次治療

【子宮頸がん:一次治療(OS)】「テセントリク+化学療法+アバスチン」vs「化学療法+アバスチン」
BEATcc(Lancet)                          再発または進行子宮頸がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「プラチナ製剤+パクリタキセル+アバスチン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。 【発表】 ...

 

2-2.  二次治療

【近未来のレジメン図鑑】チソツマブ ベドチン(子宮頸がん)
「チソツマブ ベドチン」単剤治療は、「化学療法後に増悪した進行または再発子宮頸がん」を対象に承認申請された治療レジメン。本申請はPhase3試験『innovaTV301』などの結果に基づいている。 【承認申請日】 2023年4月26日 【効能及び効果】 化学療法後に増悪した進行ま ...