腫瘍径が2cm以上でHR陽性の人が術前治療を考える場合、「フェマーラ」治療に「イブランス」の上乗せを選択しても奏効率の向上は期待しにくい。しかし、「フェマーラ」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで14週時の細胞増殖の抑制が期待できる。
「フェマーラ」治療に「イブランス」の上乗せを選択することでグレード3以上の有害事象を経験するリスクが増加する。試験では「フェマーラ」治療を受けた人の17.0%、「イブランス+フェマーラ」治療を受けた人の49.8%がグレード3以上の有害事象を経験した(p<0.001)。
【発表】
2018年12月6日
【試験名】
PALLET(Phase 2)〔NCT02296801〕
【原著】
J Clin Oncol. 2019 ;37:178-189. [PubMed: 30523750]
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