【肺がん(EGFR-FISH陽性):一次治療(PFS)】「アービタックス+カルボプラチン+パクリタキセル」vs「カルボプラチン+パクリタキセル」

FISH法で測定したEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンパクリタキセル」治療に「アービタックス」の上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

扁平上皮がんに限定すると、無増悪生存期間の延長は期待しにくいが(ハザード比 0.68,95%信頼区間 0.46–1.01; p=0.055)、生存期間の延長が期待できる(ハザード比 0.58, 95%信頼区間 0.36–0.86; p=0.0071)。非扁平上皮がんにおいては、無増悪生存期間(ハザード比 0.99, 95%信頼区間 0.78–1.27; p=0.96)、生存期間の延長は期待しにくい(ハザード比 0.88, 95%信頼区間 0.68–1.14; p=0.34)。

【発表】

2017年11月20日

【試験名】

SWOG S0819(Phase 3)〔NCT00946712

【原著】

Lancet Oncol. 2018 ;19:101-114. [PubMed: 29169877]

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