GOG0209(JCO)
IIIまたはIV期子宮体がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療を選択しても「パクリタキセル+ドキソルビシン+シスプラチン」治療に劣らない生存期間が期待できる。
グレード2以上の感覚神経障害は、「パクリタキセル+ドキソルビシン+シスプラチン」治療を受けた人の26%が経験し、「パクリタキセル+カルボプラチン」治療を受けた20%が経験した(p= 0.40)。「パクリタキセル+ドキソルビシン+シスプラチン」治療を受けた人がより多く経験したグレード3以上の有害事象は、血小板減少症(23%vs 12%)、嘔吐(7%vs 4%)、下痢(6%vs 2%)、代謝性毒性(14% vs 8%)はであった。好中球減少症(52%vs 80%)は「パクリタキセル+カルボプラチン」治療を受けた人でより多く経験した。
【発表】
2020年9月29日
【試験名】
GOG0209(Phase 3)〔NCT00063999〕
【原著】
J Clin Oncol. 2020;38:3841-3850. [PubMed: 33078978]