転移性膵がんと診断され、一次治療加療後に病勢が進行した人が次の治療を考える場合、「FOLFIRI」治療に「PARP阻害薬 ベリパリブ」の上乗せを選択しても生存期間、無増悪生存期間の延長は期待しにくい。試験は早期無効中止となった。
DNA損傷応答(DDR)の欠損がある人では「ベリパリブ+FOLFIRI」治療を受けた場合の生存期間は7.4ヵ月(vs 5.1ヵ月, p=0.10)、無増悪生存期間は2.0ヵ月(vs 2.1ヵ月, p=0.62)であった。
【発表】
2021年9月27日
【試験名】
SWOG S1513(Phase 2)〔NCT02890355〕
【試験実施国】
米国
【原著】
Clin Cancer Res. 2021 Sep 27. [PubMed: 34580114]