
トリプルネガティブ、 PD-L1陽性の人が初めての治療を考える場合、「アブラキサン」治療に「テセントリク」の上乗せを選択することで無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長も期待できる。PD-L1陰性の人では無増悪生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。
本試験結果に基づいて、2018年12月21日、「テセントリク」について「転移性または切除不能な局所進行乳がん」への適応拡大の承認申請が行われ、2019年9月20日、「PD-L1陽性のホルモン受容体陰性かつHER2陰性の手術不能又 は再発乳癌」 を効能・効果として承認された。
【発表】
2019年11月27日
【試験名】
IMpassion130(Phase 3)〔NCT02425891〕
【原著】
Lancet Oncol. 2020 ;21:44-59. [PMID: 31786121]
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