【肺がん:術前治療】「放射線療法+イミフィンジ」vs「イミフィンジ」

切除可能な非小細胞肺がんと診断された人が手術の前の治療を考える場合、「イミフィンジ」治療に「定位放射線治療」の上乗せを選択することで、病理学的奏効率の向上が期待できる。

試験では30名中16名が病理学的奏効、さらにその半分の8名が病理学的完全奏効率を得た(病理学的完全奏効率:26.7%)。「イミフィンジ」単剤治療で病理学的完全奏効を得られた人はいなかった。

イミフィンジ+定位放射線治療」を受けた20%が、「イミフィンジ」治療を受けた17%がグレード3または4の有害事象を経験した。「イミフィンジ+定位放射線治療の主なグレード3または4の有害事象は、 リパーゼ上昇(10%)、高血糖(7%)であった。「イミフィンジ」治療の主なグレード3または4の有害事象は、低ナトリウム血症(10%)であった。

【発表】

2021年5月17日

【試験】

Phase 2〔NCT02904954

【試験参加国】

米国

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 824–35. [PubMed: 34015311]

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