【卵巣がん:維持療法(PFS)】「化学療法→バベンチオ」vs「化学療法」

StageⅢまたはⅣの卵巣がんと診断された女性が初めての治療を考える場合、化学療法(カルボプラチンパクリタキセル)終了後に「バベンチオによる維持療法」を選択しても、化学療法に「バベンチオ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

バベンチオによる維持療法」の主なグレード3または4の有害事象は、貧血、好中球減少であり、それぞれ21%(vs 16%)、28%(vs 26%)の人が経験した。「バベンチオ+化学療法」を受けた人の19%がグレード3または4の貧血を、30%の人がグレード3または4の好中球減少を経験した。

【発表】

2021年8月4日

【試験名】

JAVELIN Ovarian 100(Phase 3)〔NCT02718417

【原著】

Lancet Oncol 2021; 22: 1275–89. [PubMed: 34363762]