【筋浸潤性膀胱がん:術前治療(3年PFS)】「dose-dense MVAC」vs「ゲムシタビン+シスプラチン」

VESPER(JCO)                         

転移が認められていない筋浸潤性膀胱がんと診断を受けた人が手術前の化学療法を考える場合、「dose-dense MVAC(メトトレキサートビンブラスチンドキソルビシンシスプラチン)」療法を選択することで、「ゲムシタビンシスプラチン」療法を選択した場合を上回る3年無増悪生存率が期待できる。

試験において術前化学療法は437人(88%)人、術後化学療法は56人に行われ、主要評価項目は術前または術後化学療法を受けた493人における3年無増悪生存率とされたが、「dose-dense MVAC」療法と「ゲムシタビンシスプラチン」療法との間に有意な差は認められなかった(64% vs 56%, HR 0.77 [95% CI, 0.57 to 1.02], P = .066)。

【発表】

2022年3月7日

【試験名】

GETUG/AFU V05 VESPER(Phase 3)〔NCT01812369

【試験実施国】

フランス

【原著】

J Clin Oncol. 2022 ;40:2013-2022.  [PubMed: 35254888]

【さらに詳しく】

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