
TRANSFORM(Lancet)
大細胞型B細胞リンパ腫と診断され、一次治療抵抗性または1年以内に再発した人が次の治療を考える場合、「CAR-T療法 ブレヤンジ」治療を選択することで、「自家造血幹細胞移植を併用した大量化学療法」を選択した場合を上回る無イベント生存期間が期待できる。
「ブレヤンジ」治療の主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(80% vs 51%)、貧血(49 % vs 49%)、血小板減少症(49% vs 64%)、血球減少症の長期化(43% vs 3%)である。
本試験の結果に基づいて、2022年3月25日、「 ブレヤンジ」が「再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫の二次治療」への適応拡大への承認申請が行われた。
【発表】
2022年6月18日
【試験名】
TRANSFORM(Phase 3)〔NCT03575351〕
【試験参加国】
日本(大阪公立大学 医学部附属病院、国立がん研究センター 中央病院、虎の門病院)、米国、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、英国
【原著】
Lancet. 2022;399:2294-2308. [PubMed: 35717989]
【さらに詳しく】
- liso-cel、再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫の2次治療に有効か?/Lancet〔ケアネット〕
- 再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫の2次治療でliso-celは標準治療よりも有効【ASH 2021】〔日経メディカル〕
- liso-cel、再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫の2次治療の転帰改善(TRANSFORM)/BMS〔ケアネット〕
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