早期乳がんの女性は、手術を受け、術後補助化学療法として「エピルビシン」治療を受けた後、「カペシタビン」治療を受けても「CMF(シクロホスファミド+メトトレキサート+5-FU)」レジメンに劣らない無再発率が期待できる。
試験では、「カペシタビン」治療を受けた人の5年無再発率は86.7%であり、これは「CMF」治療を受けた人の5年無再発率は86.5%に対し、非劣性を認めた(p=0.00092)。
主なグレード3以上の有害事象は、「カペシタビン」治療では手足症候群(12%)、下痢(6%)であり、「CMF」治療では好中球減少症(31%)、倦怠感(11%)。
【発表】
2017年6月6日
【試験名】
UK TACT2(Phase 3)〔NCT00301925〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017 ;18:929-945. [PubMed:28600210]
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