【乳がん:術後治療】「TC」vs「FEC→D」

腋窩リンパ節転移があり、HER2陰性の人は、手術後の補助療法として「ドセタキセルシクロホスファミド」治療を選択してもアンスラサイクリン系薬剤を含むレジメンと同程度の無病生存率は期待しにくい。

試験では「ドセタキセルシクロホスファミド」治療(TCレジメン)を受けた91.1%の人が3年後も再発なく生存していた。一方、「エピルビシン5-FUシクロホスファミド」治療に続いて「ドセタキセル」治療(FEC→Dレジメン)を受けた人では89.5%の人が3年後も再発なく生存していた。しかし、この差は非劣性を示すには統計学的に有意ではなかった。

グレード3または4の好中球減少症は「TCレジメン」を選択することで発現するリスクが高まる。試験では「TCレジメン」を受けた32.4%(vs. 10.5%)の人に現れた。発熱性好中球減少症は1%未満であった。

グレード3または4の嘔吐、吐き気、手足症候群、倦怠感は、「FEC→Dレジメン」で多く現れる。

【発表】

2016年8月8日

【試験】

Phase 3〔NCT01985724

【原著】

Ann Oncol. 2016 ;27:1873-8. [PMID:27502729]