【卵巣がん:維持療法】Gemogenovatucel-T

「手術+5~8サイクルの化学療法(カルボプラチンパクリタキセル)」後、臨床的に完全奏効が確認された人が維持療法を考える場合、「自己腫瘍細胞免疫療法 Gemogenovatucel-T」を選択しても無再発生存期間の延長は期待しにくい。グレード 3または4の毒性は認められなかった。

BRCA遺伝子変異野生型の場合、「Gemogenovatucel-T」による維持療法を選択することによって、1年無再発生存率として28%から51%、2年無再発生存率として14%から33%ほどの有意な向上が期待できる。

【発表】

2020年12月1日

【試験名】

VITAL(Phase 2)〔NCT02346747

【試験実施国】

米国

【原著】

Lancet Oncol. 2020;21:1661-1672. [PubMed: 33271095]