【高齢者肺がん:一次治療(OS)】「カルボプラチン+アブラキサン」vs「ドセタキセル」

CAPITAL(Lancet Healthy Longev)                

70歳以上で手術後に再発したか切除不能な扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンアブラキサン」治療を選択することで「ドセタキセル」治療を選択した場合を上回る生存期間が期待できる。

カルボプラチンアブラキサン」治療を受けた83%の人がグレード3または4の有害事象を経験した(vs 79%, p=0.63)。「カルボプラチンアブラキサン」治療の主なグレード3または4の有害事象は、白血球減少(46%vs 57%、p=0.20)、好中球減少(63%vs 77%、p=0.046)、発熱性好中球減少(10% vs 20%、p=0.073)、貧血(39% vs 2%、p<0.0001)であった。

【発表】

2021年12月1日

【試験名】

CAPITAL(Phase 3)〔UMIN000019843

【試験実施国】

日本

【原著】

Lancet Healthy Longev. 2021 ;2:e791-e800.   [PubMed: 36098037]

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