
CLEOPATRA(NEJM)
遠隔転移を有するHER2陽性乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「ハーセプチン+ドセタキセル」治療に「パージェタ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長も期待できる。試験では「パージェタ+ハーセプチン+ドセタキセル」治療によって生存期間が40.8ヵ月から56.5ヵ月まで延長。
1年生存率は89.0%から94.4%に、2年生存率は69.7%から80.5%に、3年生存率は54.3%から68.2%に、4年生存率は45.4%から57.6%に向上。
【発表】
2015年2月19日
【試験名】
CLEOPATRA(Phase3)〔NCT00567190/jRCT2080220775〕
【原著】
N Engl J Med. 2015;372:724-34. [PubMed:25693012]
【さらに詳しく】
- HER2 陽性転移性乳癌に対するペルツズマブ,トラスツズマブ,ドセタキセル 〔NEJM日本語アブストラクト〕
- HER2陽性乳癌のファーストライン治療でペルツズマブ、トラスツズマブ、ドセタキセル併用のOS中央値は56.5カ月【ESMO2014】〔日経メディカル〕
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- HER2陽性乳がんの国際共同P3 パージェタ併用でOSが標準療法に比べ15.7か月延長〔ミクスOnline〕
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