COSMIC-313(NEJM)
中リスクまたは高リスクの淡明細胞型腎細胞がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「オプジーボ+ヤーボイ」治療に「カボメティクス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
「カボメティクス+オプジーボ+ヤーボイ」治療を受けた43%の人が治療に奏効した。「オプジーボ+ヤーボイ」治療の奏効率は36%であった。
「オプジーボ+ヤーボイ」治療を受けた56%、「カボメティクス+オプジーボ+ヤーボイ」治療を受けた79%の人がグレード3または4の有害事象を経験した。
【発表】
2023年5月11日
【試験名】
COSMIC-313(Phase 3)〔NCT03937219〕
【試験参加国】
米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、シンガポール、スペイン、台湾、英国
【原著】
N Engl J Med. 2023 ;388:1767-1778. [PubMed: 37163623]
【さらに詳しく】
- 腎細胞癌に対するカボザンチニブとニボルマブ+イピリムマブの併用〔NEJM日本語アブストラクト〕
- 進行腎細胞がん1次治療、カボザンチニブ+NIVO+IPIがPFS改善(COSMIC-313)/NEJM〔ケアネット〕
- 中・高リスクの進行腎細胞がんに対するカボザンチニブ+ニボルマブ+イピリムマブの3剤併用が有意にPFSを延長(COSMIC-313)/ESMO2022〔ケアネット〕
- 未治療の中・高リスク進行腎細胞癌にカボザンチニブとニボルマブ、イピリムマブの併用はPFSを有意に延長【ESMO 2022】〔日経メディカル〕
- ニボ/イピ+カボザンチニブ3剤併用により進行腎臓がんの悪化を抑制〔がん海外医療情報リファレンス〕
- 中から高リスクの腎細胞癌にカボザンチニブとニボルマブ、イピリムマブの併用はPFSを有意に延長〔日経メディカル〕