EMERALD(JCO)
ER陽性HER2陰性転移性乳がんと診断され、CDK4/6阻害薬を併用した1または2ラインの内分泌療法歴のある女性が次の治療を考える場合、「経口選択的エストロゲン受容体分解薬 エラセストラント」を選択することで、「内分泌療法単剤治療(アロマターゼ阻害薬またはフェソロデックス)」を選択した場合を上回る無増悪生存期間が期待できる。
「エラセストラント」治療を受けた7.2%の女性がグレード3または4の治療関連有害事象を経験し(vs 3.1%)、3.4%の女性が治療関連有害事象のために治療の中止に至った(vs 0.9%)。悪心(グレード1以上)を「エラセストラント」治療を受けた35.0%の女性が経験し(vs 18.8%)、悪心(グレード3または4)の悪心を経験した女性は2.5%であった(vs 0.9%)。
【発表】
2022年5月18日
【試験名】
EMERALD(Phase 3)〔NCT03778931〕
【原著】
J Clin Oncol. 2022 ;40: 3246–56. [PubMed: 35584336]
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