【HER2陽性乳がん:術後治療(3年iDFS)】「カドサイラ+パージェタ」vs「タキサン+ハーセプチン+パージェタ」

HER2陽性HR陰性早期乳がんと診断された女性が手術後の治療を考える場合、「カドサイラ+パージェタ+アントラサイクリン系製剤」治療を選択しても「ハーセプチンパージェタ+タキサン系製剤+アントラサイクリン系製剤」を選択した場合を上回る3年無浸潤疾患生存率を期待しにくい。

ハーセプチンパージェタ+タキサン系製剤+アントラサイクリン系製剤」を受けた人の23.3%、「カドサイラパージェタ+アントラサイクリン系製剤」治療を受けた21.4%が、グレード3以上の有害事象を経験した。

本試験の結果を受けて、HER2陽性早期乳癌を対象に進めていた「カドサイラパージェタ」の併用療法の開発が中止された。

【発表】

2021年12月10日

【試験名】

KAITLIN(Phase 3)〔NCT01966471

【原著】

J Clin Oncol 2021 Dec 10. [PubMed: 34890214]

【さらに詳しく】