【HR陽性乳がん:一次治療(1年PFS)】「イブランス+フェソロデックス」vs「フェソロデックス」

HER2陰性HR陽性進行乳がんと診断された女性が初めて治療を考える場合、「フェソロデックス」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

フェソロデックスイブランス」治療を受けた68.3%が治療に奏効し(vs 42.2%)、「フェソロデックス」治療に「イブランス」の上乗せを選択することで奏効率の向上が期待できる(OR 2.9; 80% CI, 1.8–4.6, P = 0.004)。

フェソロデックスイブランス」治療の主なグレード3または4の有害事象は、好中球減少(68.1% vs 0%)、白血球減少(26.6% vs 0%)、貧血(3.2% vs 0%)、リンパ球減少(14.9% vs 2.1%)、疲労(4.3% vs 0%)であった。

【発表】

2021年12月10日

【試験名】

FLIPPER/GEICAM 2014-12(Phase 2)〔NCT02690480

【試験参加国】

アイルランド、スペイン

【原著】

Eur J Cancer. 2021 ;161:26-37. [PubMed: 34902765]