【肺がん(PD-L1強陽性):一次治療(2年OS)】「キイトルーダ+カルボプラチン+ペメトレキセド」vs「カルボプラチン+ペメトレキセド」

KEYNOTE-189(Ann Oncol)                    

EGFR遺伝子変異野生型かつALK融合遺伝子野生型かつPD-L1細胞発現量が50%以上の非扁平上皮非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチン(またはシスプラチン)+ペメトレキセド」治療に「キイトルーダ」の上乗せを選択することで無増悪生存期間および生存期間の延長が期待できる。

「化学療法」の2年生存率は37.1%であったのに対し、「キイトルーダ+化学療法」の2年生存率は52.2%。また、「化学療法」の2年無増悪生存率は3.5%であったのに対し、「キイトルーダ+化学療法」の2年無増悪生存率は31.0%。

キイトルーダ+化学療法」を受けた人の62.1%、「プラセボ+化学療法」を受けた人の25.7%が治療に奏効した。

【発表】

2021年4月21日

【試験名】

KEYNOTE-189(Phase 3)〔NCT02578680/jRCT2080223366

【試験参加国】

日本(国立がん研究センター中央病院、関西医科大学附属病院、四国がんセンター、近畿大学病院)、米国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、スペイン、英国

【原著】

Ann Oncol. 2021 ;32:881-895.  [PubMed: 33894335]

【さらに詳しく】

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