切除不能な進行胃がんと診断され、一次治療としての化学療法に抵抗性となった43名の日本人が「サイラムザ+アブラキサン」治療を受けた結果、54.8%が治療に奏効した。
【発表】
2018年1月30日
【試験】
Phase 2
【試験実施国】
日本
【原著】
Eur J Cancer. 2018 ;91:86-91. [PubMed: 29353164]
【添付文書における表記】
フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤を含む初回化学治療に不応となった胃癌患者を対象に本剤とラムシルマブを併用投与した試験(4週を1コースとして、本剤100mg/m2を1、8及び15日目に、ラムシルマブ8mg/kgを1及び15日目に投与し、4週目(22日目)を休薬)における奏効率は、54.8%(23/42例)であった。
副作用の発現率は100%(43/43例)であり、主な副作用は脱毛(93.0%)、好中球減少(90.7%)、末梢神経障害(58.1%)、鼻出血(46.5%)、高血圧(41.9%)、白血球減少(37.2%)であった。