【急性移植片対宿主病:二次治療(4週ORR)】「ジャカビ」vs「主治医による治療選択」

REACH2(NEJM)                         

同種造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病と診断され、グルココルチコイド投与に反応しなかった人が次の治療を考える場合、「ジャカビ」治療を選択することで28日時点における奏効率の向上が期待できる。さらに、56日時点における奏効率の向上、治療成功生存期間の延長も期待できる。

ジャカビ」治療を受けた人が、治療28日目までに経験した主なグレード 3 以上の有害事象は、血小板減少(33% vs 18%)、貧血(30% vs 28%)、サイトメガロウイルス感染症(26% vs 21%)であった。

【発表】

2020年4月22日

【試験名】

REACH2(Phase 2)〔NCT02913261

【試験参加国】

日本(名古屋第一赤十字病院 、九州大学病院、北海道大学病院、神戸市立医療センター中央市民病院、兵庫医科大学病院、東海大学医学部付属病院、東北大学病院、岡山大学病院、大阪大学医学部附属病院、自治医科大学附属病院、都立駒込病院、国立がん研究センター中央病院、虎の門病院、慶應義塾大学病院、大阪公立大学医学部附属病院)、オーストラリア、ブルガリア、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ロシア、サウジアラビア、スペイン、台湾、トルコ、英国

【原著】

N Engl J Med. 2021 ;385:228-238. [PubMed: 32320566]

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